ツナグ《辻村深月》
死者に会いたいと願う事、死者が今生きている人と一度だけ会って話をする事が出来る事。そして、その窓口となっている『使者(つなぐ)』。
3者それぞれの立場や思い。逢う前と逢った後の心の変化。
映画にもなっていますが、本を読むのもお勧めします。
現れた『使者』の心得や思いの変化がより感じとれると思います。
とはいっても、私はDVDを観てから本を読んだので、
ストーリーの進行を、俳優さん達の声や映像で楽しむ事が出来ましたが・・・
《商品の説明》
受賞歴
第32回(2011年) 吉川英治文学新人賞受賞 --このテキストは、単行本版に関連付けられています。《内容(「BOOK」データベースより)》
一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。
突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、
親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員…
ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。
心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。